夜と霧
- 作者: ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2002/11/06
- メディア: 単行本
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「人間は何事にもなれる存在である (ドストエフスキー)」
→この世の地獄とも言えるようなだんだんと強制収容所生活にも慣れてきてしまう。
強制収容所に入れられた人間が集団の中に「消え」ようとするのは、周囲の雰囲気に影響されるからだけではなく、さまざまな状況で保身を計ろうとするからだ。
→社会やコミュニティでも同じ。流れに従った方が良い場合とそうでない場合にがあることを認識する。
「私が恐れるのはただひとつ、わたしがわたしの苦悩に値しない人間になることだ (ドストエフスキー)」
おびただしい被収容者のように無気力にその日をやり過ごしたか、あるいは、ごく少数の人びとのように内面的な勝利を勝ち得たのか
「苦悩という情動は、それについて明晰判明に表象したとたん、苦悩であることをやめる (「エチカ」スピノザ)」
→コンサルが価値ある所以はここにあると考えられる。
すなわち、明晰に判明させて、苦悩でなくすことにコンサルとしての価値がある。
「なぜ生きるかを知っている者は、どのように行くることにも耐える(ニーチェ)」
→Why > Howである理由はまさにこの格言からもいうことができるのではないだろうか。
目的ドリブンで行動することが肝要である。