この1冊でまるごとわかる 人工知能&IoTビジネス入門
この1冊でまるごとわかる人工知能&IoTビジネス(日経BPムック)
- 作者: 日経ビッグデータ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/06/01
- メディア: 単行本
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【勝手に5段階評価】
★★★☆☆
【一言とで言うと?】
AIとIoTのトレンドはざっくりと抑えられるまさに入門書!
【Output】
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★Knowledge★
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◼︎人工知能
レベル1;単純なプログラム制御
レベル2;対応パターンが非常に多いもの
レベル3;対応パターンを自動的に学習するもの
▶︎レベル4;対応パターンの学習に使う特徴量も自力で獲得するもの
・日本が世界で勝てるのは「子どものAI」
◼︎Data Scientist
・データサイエンティストに求められる3つの能力
→①ビジネス力、②データサイエンス力、③データエンジニアリング力
◼︎Singularity
・AGI(= Artificial General Intelligence)
→Multlarity;技術的特異点が複数存在すること。
◼︎IoT
・経験と勘をデータに置き換え
・2030年には全業界におけるIoTのGDPが世界で15兆ドルに押し上げるとの試算もある
◼︎Drone
・雄蜂の意味
・ドローンの主な機能
①飛ぶ
②調べる
③運ぶ
・ドローン本体のマーケット成長率よりもドローンサービスのマーケット成長率が異常に高い
・2030年までに国内市場は1000億円になる試算
◼︎Industry4.0
・ドイツが取り組む製造業の競争力強化戦略
カスタマイゼーション。
②Revolution;新しいディジタルバリューチェーンによって新市場創造を狙う。
ノウハウやサービス提供による「マーケットプレス」の実現が重要。
◼︎BigData
・「高解像」「高頻度(=リアルタイム)」「多様・広範」が特徴
◼︎BlockChain
・取引情報を分散して記録する「ブロック」をチェーン状につないで管理する仕組み。
◼︎次期「日本再興戦略」
・日本政府が掲げる経済戦略であり、2020年までに名目GDPを600兆円にすることを目的としている。
・文科省;義務教育におけるプログラミング教育の必修化
・土木分野では、Droneを活用した測量
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★Discussion★
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◼︎日本の労働人口の49%はAIなどで代替可能。人が担うべきは「創造性・協調性・非安定」の業務。
→介護士、看護師はまさに人が担うべき仕事であり、高齢化が進んでいく日本では重要な仕事だと言える。
しかし、給与水準が低く、労働人口も少ないためこの辺りにビジネスチャンスは存在するのかもしれない。
◼︎イノベーションが必要な理由
・企業にとっては、①競争優位を獲得することができる、②周辺環境に適応することができる
得ることが可能となる
行った結果、イノベーター企業になすすべなくやられてしまうこと。
◼︎破壊的イノベーションを起こすためには?
・無消費を探すこと
そもそも無消費となるには、以下の4つの制約に起因するものであり、これらを取り除くことがポイントである。
①スキル;誰でも使えるようにすること(ユーザーオリエンティッド)
②資力;コスト安くすること
③アクセス;いつでもどこでも使えるようにすること
④時間;時間がかかりすぎをなくすこと
【感想】
テクノロジーについていけなくなったらITコンサルとしての価値がゼロになりそうだと考えた
一方でテクノロジーのポイントを抑えることができる人財は将来的に非常に重宝されることが約束されていることがわかった。
4月に行った新経済サミットでアングリーバード創業者のPeter Vesterbacka氏がなんども口にしていた「Future is awesome!!」が脳裏に蘇ってきた。