すんちゃんの思考の部屋

理系大学院卒、コンサルタントの日々を徒然になるままに書き留めました。

思考の整理学

 

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

 

 

【勝手に5段階評価】
★★★★★
 
【本書籍を読んだ目的】
思考していて悶々としている時、頭の中を整理するため。
※学生の頃から何度も読み直している読み直している思考整理のバイブル
 
【SUMMARY】
 いつも考えることの醍醐味を教えてくれる。
 
【INPUT】
(ⅰ:自分の考えと同じ、すでに知っていたこと、ⅱ:自分の考えや違和感を感じたところ、知らなかったところ、ⅲ:新たな発見、インプット)
 
▼グライダー人間・飛行機人間 ー(ⅰ)
・学校はグライダー人間を育成するには適しているが、飛行機人間を作ることに対してほんの少ししか努力していない。
→やはり答えがあるからこそ、一心不乱で取り組める側面が自分にも存在しているので、
 特に働きだしてからは自分なりの答え(仮説)を持って取り組むことの重要性をひしひしと感じている。
 飛行機人間になるには、仮説検証プロセスを何度も回して、その中で多く失敗することが最短ルートではないだろうか。
 (なかなか難しい。。。)
 
▼触媒 ー(ⅲ)
・触媒による化学反応の活性化や新しい化合物の生成は、編集者が自分の好みを殺し、執筆者と読者の化合を成立させることに近しいものと言える。
→1年前はこの部分に思考は廻らなかってけれども、今回は違い、下記のように考えることができた。
 触媒によって新しい化合物ができることは、コンサルタントが第三者としてステークホルダと関わっていくことと同じと言えるのではないだろうか。
 なぜならば、コンサルタントがいなければ、新しいアイディアや解決方法が見つからないからである。
 
 
▼とにかく書いてみる ー(ⅰ)
・書き進めば進むほど、頭がすっきりしてくる。先が見えてくる。もっと面白いのはあらかじめ考えてもいなかったことが、
 書いているうちにふと頭に浮かんでくることである。 
・書き出したら、あまり、立ち止まらないで、どんどん先を急ぐ。(= Quick & Dirty)
→最後まで行ってから、推敲した方がアウトプットのクオリティが上がることは、日々の業務でも理解している。
 しかし、なかなか行動には移せない。再度、念頭に置き、特にパワポでは気をつけたい。
 
【感想】
何度読んでも新しい発見がある。一人でこれだけ発見があるのだから、多くの人と共有したらより面白い思考が生まれそうである。