論点思考
◾示唆
論点とは「問い」であり、解くべき問題である。
論点設定が上手な人こそ、問題解決能力が高い人であり、その力を伸ばすために日頃の仕事でのタスク(サブサブ論点)がどのような論点やサブ論点にケリをつけるためにあるのかを考えて遂行することが大切である。
◾Fact
・論点思考の4つのステップ
→①論点候補を拾い出す
②論点を絞り込む
③論点を確定する
④全体像で確認する
◾Insight
・論点は動く
→誰の立場で見るかによって異なる(論点の持ち主は?)
そして、論点が動くことは日常茶飯事であることを肝に銘じる。
・筋の良し悪しを見極める
→筋が良いかどうかは以下のステップで見極める
①解決できるか、できないか?
②解決できるとして実行可能か?
③解決したらどれくらい効果があるのか?
※解決できない問題にチャレンジするのは無意味
・分析手法から論点が導き出されるのではなく、論点がある程度見え、構造化するときに、分析手法が使える
→フレームワークから入るのではなく、整理するときに抜け漏れないようにチェックで利用するようなイメージが正しい
・聞く力とは問題意識
→問題意識を持って聞くと、自分のアンテナに引っかかる
・論点は対立軸があったほうがより鮮明に浮かび上がって来やすい
→2つは考えることで、片方を選ばなかったときに理由をつけることができる
◾Next Action
・論点を見つけるためには、「本当にそれが論点か」と常に疑問を持つ。「これが問題だ」という人の話を聞いて「なるほど」と思ってもそこで思考をとめてはいけない。
・相手の立場で考えること
→人間というものは、問題を目にすると、自分にとって重要かどうか、あるいは自分がやりたいか、やりたくないかと考える。
でもそうではなくて、相手の立場で考えることが重要
・論点を立てることがゴールまでの道筋を立てることにつながるのではないか?
→構想力を伸ばすためには、論点を正しく立てる力を身につけること