仕事は楽しいかね?
- 作者: デイルドーテン,Dale Dauten,野津智子
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
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【勝手に5段階評価】
★★★★★
【一言とで言うと?】
いまの自分が理想としている自分と違っていると感じている人、完璧主義者で精神的に疲れてしまっている人の心の支えになる哲学書
【アウトプット】
⇒・この質問に「Yes」と答えられる人はなかなかいないのではないだろうか。
・本書は「仕事を楽しいかね?」を皮切りにストーリーが展開していく事をふまえると、
冥利をもたらす質問ができると言うことも一つのスキルのように感じられた。
◯明日は今日とは違う自分になる
たいていの人はマンネリ化した生活から抜け出すために目標を設定するが、今日の目標は明日のマンネリとなる。
だからこそ、「明日は今日の自分とは違った自分になる」と目標を設定する事で可能性の幅を広げている。
⇒目標を立てて、進捗や時間の見積もりと実績を比較していくことが全てではない事を思い知った。
(コンサルになるとどうもこういった考え方に染まってしまうので笑)
◯あるべき状態より、良くあること
⇒As Is(現状)とTo Be(理想、あるべき姿)を定義して、そのギャップを埋めていく事が問題解決と呼ばれるものであるが、
本当の成功とはTo Beよりも上にある。そのため、To Beが全てだと思っていたら付加価値は
それ以上は存在しないのかもしれないと思った。
◯成功するアイデアの出し方
e.g. 仕事に関してという前提で話をするのであれば(本書もそうであったが)、以下の3つのリストを作る事
1. 仕事で失敗したこと
⇒失敗の中を深く突き進むと、反対側にたどり着ける(Anti-Mistakeに)
2. 仕事でうまくいっていないことや不満などに対する解決策
「試す事は簡単であるが、変える事は難しい」
⇒意外によいアイデアは転がっているおり、それを見つけ、試し、変える事を恐れない事が大切
3. 仕事に関してやっているすべてのこと
⇒仕事を再定義し、リストの範囲を広げていく事で、それぞれが結びつき始める
◯完璧とは、ダメになる第一過程である
【感想】
仕事を本当にこのままやっていていいのか?という自分自身、そして完璧主義者の自分自身にとっては、読み終わったあとに心が温かくなるような一冊であった。特に、「完璧とは、ダメになる第一過程である」ことからいつまでも成長を止めないような工夫を課す必要があるように思いました。
*人生の岐路に立たされた時に読み返したい。