考える技術・書く技術
- 作者: バーバラミント,グロービスマネジメントインスティテュート,Barbara Minto,山崎康司
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1999/03
- メディア: 単行本
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【勝手に5段階評価】
★★★★
【一言とで言うと?】
コンサルタントの主要な仕事である「考える」「書く」の基本、
それに加えて「問題解決方法」「表現方法」に関しても方法を述べているコンサルタント必読の書籍
【アウトプット】
<書く技術>
・ピラミッド構造で書くと分かりやすくなる理由は、頭の中での思考されている事と同じ構造であるから
・トップダウン型:目的ありきでブレイクダウンして考えるようにする
・ボトムアップ型:具体的な事から抽象度を上げていく
*Question→Situation→Complication
(メッセージに対する疑問を掲げ、答えと一致しているか。そして状況からどんなことが考えられるか複雑化してみる)
・演繹法:「AだからB、それゆえCである」
・帰納法:「A, B, CからDである」
<考える技術>
・ロジックの順序に従う
ある原因を特定する:達成したいと思う結果(ゴール)を特定し、そのための行動を考える(手段)→時間の順序
全体を部分にわける:MECE (Mutually Exclusive Collectively Exhaustive)→構造の順序
類似のもので分類する:→度合いの順序、重要度の順序
・白紙の主張はしない(理由と主張がリンクしていない。)
・行動に関しては、実際に自分自身が行動する姿をイメージ化し、行動が最終的に完了した際に得られる結果または何が得られるかを考えて言
<問題解決の技術>
・問題思考型の文章
・我々は何をすべきか(解決策が分からない場合)
・我々はそれをなすべきか(解決策が既に提案されている場合)
・我々(あなた)はそれをいかにしてなすべきか?(解決策が分かっており、既に受け入れられている場合)
1. 問題を定義する
1.1 Situation = スタートポイント+懸念される出来事
1.2 何が好ましくないのか (R1)
1.2 好ましい状況 (R2)
2.分析を構造化する
3.分析を実施し、解決策を見いだす
4.考えを伝えるためにピラミッドをつくる
# 事前に原因分析のフレームワークとロジックツリーを作り、それに基づいて分析と考え方の道筋を付けておくようにする
<表現の技術>
文章構成・文章表現にピラミッドを反映させることが重要
・見出しの強調
・キーラインの明確化
・文章を書き直す際に、イメージ化(描写)することを心掛けるだけでも効果は大きい
【感想】
また、何度も読み返して自分なりの考えを持てたときがでこの一冊を読んだ価値が最大化されてくる瞬間だと思いますので、今後も「書く」「考える」「問題解決」「表現」に困った時に読み返したい。そして、相手に納得してもらえるロジックで文章や考えをまとめられるように日頃からインプットした事をアウトプットしていきたいと思いました。