新経済サミットへ
先日(2016/4/7, 8)ですが、新経済サミットへ参加してきました。
経緯としては、会社で参加のチャンスがあったので手をあげたら非常に幸運なことに行けるようになったという感じです。
新経済サミットについて、詳細はこちら(http://nest.jane.or.jp)をご覧いただくとして、
ざっくりとした概要は以下の感じです。
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NEST(新経済サミット)は、一般社団法人新経済連盟が主催するグローバルカンファレンスです。2013年の初開催以来、世界の新経済・新産業を牽引する数多くのアントレプレナー、イノベーターが一堂に会し、時代の潮流を先取りする議論を交わしてきました。
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せっかくなので感想を軽くまとめておきたいと思います。
結論から言わせていただくと、「未来も捨てたもんじゃない」に尽きます。
その理由は以下の3つからなります。
①Technologyの急激な進歩でどんどん新しいものが生まれているから(特にドローン、ロボット etc.)
②未来を少しでも良くしようという「アントレプレナー」が多くいらっしゃることがわかったから
③世界を代表する方々の生の声を聞くことができたから
特に、①に関係するロボットであれば東大の研究室発スタートアップでgoogleに買収された「SCHAFT」の中西氏が、
God Father of Android “Andy Rubin”と共演し、二足歩行ロボットをお披露目してくださった時には、
これからどんな未来が待っているのだろうという子供の頃に感じたような「わくわくした気持ち」で心が躍りました。
そして、2日間を通して自分が考えたことは、
日本は課題先進国で日本でのソリューションがグロバールスタンダードとなると未来があるということです。
急速に少子高齢社会の進行や大規模な自然災害など、多くの問題を抱える日本だからこそ、
いち早くその問題を解決し、ベストプラクティスとすることで世界がより良い未来を迎えることができるのではと思いました。
そのために自分は何ができるのだろう?と自問自答していくことで、
自分も課題解決の一助となるように考え続けていきたいです。
*地元に恩返しはしたい。ちなみに愛知県出身です。
自分を成長させる極意
自分を成長させる極意―――ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選
- 作者: ピーター・F・ドラッカー,クレイトン・M・クリステンセン,ハーバード・ビジネス・レビュー編集部,DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/01/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【勝手に5段階評価】
★★★★☆
【一言とで言うと?】
世界最高の知により、アカデミック視点の成長の方法がクリアになる!
【Output】
特に自分が面白かった3稿を抜粋。
■自分をマネジメントする(ピーター・F・ドラッカー)
・仕事の仕方を自覚する
→私の場合、情報処理スタイルは「読んで理解する」、最も成果が出せるのは「複数人で課題に取り組んだとき」、
環境は「予測された範囲で最大のパフォーマンスを発揮できる」であると考えている。
可能な限り、同じようなシチュエーションにするようにしていく工夫を凝らして仕事に取り組みたい。
■「レジリエンス」を鍛え上げる(ダイアン・L・クーツ)
・ポイントは以下の3つ。
①現実をしっかりと受けとめる力
→厳しい状況から逃げ出さずに、状況を適切に把握すること
②「人生には何らかの意味がある」という強い価値観によって支えられた確固たる信念
→自分を犠牲者と思うのではなく、相対的に見ることで(他人に置き換えてみることで)自分や他人にとっての
意味を見出すようにする
③超人的な即興力
→手近にあるものだけで何とかすることをまず考える。ないものばかりに目を向けるときりがない。
■「膨大な仕事」に飲まれない最良のアプローチ(スマントラ・ゴーシャール、ハイケ・ブルック)
・有能なマネージャーがしている3つのこと
①人の期待を「コントロール」する
→重要な目標を実現するためには、ペースダウンして状況を把握する
→以前、仕事に追われすぎた時に上長時間をとって一緒にタスクの優先度を考えてくれたおかげで、
やりきることができた経験がある。
→自分のアイディアや目標を積極的に打ち出し、周りの期待値をコントロールする
②必要な「リソース」を自ら調達する
③「代替案」を活用する
【感想】
今まで読んできた自己啓発本は本書籍にまとめられている論文がもとになっていることがよくわかった。
そして、結局は①現状把握、②理想とのGAPを考える、③そのGAPを問題提起し、問題解決方法を考案する、④実行する、⑤チェックしてインプルーブするを繰り返することの精度を上げていくことでビジネスレベルを向上させていくことができると考えられた。
会社で「ブランド人」になれ!
【勝手に5段階評価】
★★★★☆
【一言とで言うと?】
実力だけあってもダメで、自分のブランドを作って初めてそれが生きていくることがわかる一冊。
【Output】
■成功する個人ブランドの3ステップ
1.己を知ること
2.実力者に気づいてもらうこと
3.成功しそうだと思ってもらえる資質を伸ばすこと
■マナーを忘れない
・正しいマナーの本質は一歩下がってとるべき行動というべき言葉を判断する能力にある
■高く飛ぶものほど撃たれやすい
・真実はブランドにとって苦い薬となり、一方、嘘は毒となる。(真実以外で危機を乗り切ることがはできない。)
■強いプレーヤーであり続ける
・信頼されるブランド商品になる
・個人ブランドを賭けるリスクには価値がある
→目標志向: 自分にとってではなく組織と上司にとって最も必要なことを指す
・評判は自分でつくる
→自分がなにを生み出しているのかを知る
【感想】
同じ大学院出身で同じ地元出身でもある会社の先輩からオススメされた本。
会社でどうやって活躍するか、そのためにはブランドづくりが重要であることを痛感させられる一冊でした。
自分はどんな強みがあって、弱みは何かといったように自分を把握できていることが自分を他人に売り込む際に有効であるので、常に考えておきたい。
働く君に伝えたい「お金」の教養
【勝手に5段階評価】
★☆☆☆☆
【一言とで言うと?】
お金について再確認できる一冊。
節目節目で読み直すと効果大!
【Output】
◆使う「財産三分法」
- 財布(食費など数日間生活できるお金)
- 投資(株、プレゼント、習い事など無くなってもいいお金)
- 預金(1の補充として、いつでも簡単に引き出せる)
◆貯める「貯蓄は期限と金額を決める」
+α 20代で保険加入するなら、就業不能保険が絶対。なぜなら、働けなくなることが最大のリスクだから。
◆殖やす「投資は2種類ある」
- 自分に対しての投資
・もっとも価値が大きく、長期的に投資して最大のリターンがあるのは自分への投資。
-お金に対しての投資
・投資信託などから初めて、長期的に勉強していくことが必須。
【感想】
当たり前のことが当たり前に書いてある印象。確かに基礎を徹底することが重要なことを訴求するのは良いが、もう少しヘビーで、プロフィタブルな情報が欲しかった。
行動する勇気
★★☆☆☆
【一言とで言うと?】
悩むよりまず、やってみようと思える一冊。
【Output】
◆計画的偶発性理論
- Curiosity
- Persistance
- Flexibility
- Optimism
- Risk Taking
◆キャリアアップ
-シンプルに考える
→ただし、自分の頭で考えることを忘れない
- 記録の資産化
→いつでも、何度でも見直せる工夫をする
- 相手の立場になって考える
→期待値コントロール
【感想】
私を担当してくれている保険プランナーさんのオススメの本。
自分はどちらかというと、頭で物事を考えて行動できないことが多いタイプなので、積極的に行動することを心がけていきたい。
人月の神話
- 作者: Jr Frederick P. Brooks,滝沢徹,牧野祐子,富澤昇
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【勝手に5段階評価】
★★★★☆
【一言とで言うと?】
システム開発をいかに成功させるのか。あるべき姿はどうなのか。
そんなことを考えている人へのTipsが沢山含まれている古典。
【Output】
◯"正攻法"は存在しても、確たる"成功法”は存在しない。
だからこそTry & Errorしていくことが遠いようで実は近道!
◆マネジメント
- システム開発見積もり
・1/3 計画
・1/6 コーディング
・1/4 統合システムテスト
- ブルックスの法則
遅れているプロジェクトへの要員追加はさらにプロジェクトを遅らせる
- ミーティング
・週次ミーティング(サブグループで実施)
・全体ミーティング(全員で膝を突き合わせた議論をできる場を創出)
- マインド
・マネージャーの仕事は計画をして、それを実現されること
- スケジューリング
・見積もりがきちんとできていないことでプロジェクトが遅延することがほとんど
→常に見積もりと実績をとるようにして見積もり精度の向上を図る
・マイルストーンはただ単に設定すれば良いのではなく、より具体的で自分が欺けないレベル感で記載すべき
→なぜならば、進捗は誤魔化されることが普通であるからだ
・プログラム使用にあたり、目的、環境とそれに伴うスペックは明確に記載しなければならない
- テスト
・通常入力のケース、境界値で正常なケース、境界値で異常なケースを満たすことがさらなるクオリティの向上に寄与する
- コンセプトの完全性(貴族政治のように少数精鋭で構築し、揺るがさないように徹底する)
【感想】
研修のチーム実習でリーダとして、チームマネジメントに悩んでい時に尊敬する先輩から薦めてもらった一冊。
古典であるが、昔も今もシステム構築する際に留意するマネジメントポイントは変わっていないことがよくわかったと同時に実践して初めて意味のあるものであることを痛感した。
困った時に何度も読み直して、自分のものにしていきたい。
*構築実習では、短時間かつ頻繁なミーティング実施と見積もりを明確にしていくことを実施して総合順位2位になることができたのはいい思い出。