すんちゃんの思考の部屋

理系大学院卒、コンサルタントの日々を徒然になるままに書き留めました。

畑村式「わかる」技術

 

畑村式「わかる」技術 (講談社現代新書)

畑村式「わかる」技術 (講談社現代新書)

 

 

◾Fact
 →1件の重大災害の裏には29件の軽傷災害、そして300件のひやりさせられた事象があると考えられている経験則
・図や絵を使うメリットは一度に伝えられる情報量が圧倒的に多いこと
 
◾Insight
・「わかる」と言うことは、自分が持っているテンプレートと一致すること。パターンは3つ
 ⑴要素の一致
 ⑵構造の一致
 ⑶新たなテンプレートの構築
 →未知なことに対して、今までの自分のテンプレートを駆使して、新たなテンプレートを作るかが未知なことに対する適応に繋がる
 
・自分でルートを探し出す経験をしていれば、いざという時も動揺せずに対応することができる。一方で考えていない人は思考停止の状態に陥ってしまう
・現代では、課題設定(WHAT)をできるかどうかが重要
・分かったつもりでは、それ以上の学ぶ意欲が発生しない
 →人に語れるレベルまで昇華させないといけないのでは?
 
◾Next Action
・わからない中でも作り出す
 →仮定を置きつつも、前に進めるようにする。わからないことを理由に停止しないようにする
・自分の解決すべき課題はどういったことかと問いを立てる(=論点、課題、イシュー)
・分かったことをアウトプットする