すんちゃんの思考の部屋

理系大学院卒、コンサルタントの日々を徒然になるままに書き留めました。

自分を成長させる極意

 

自分を成長させる極意―――ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選

自分を成長させる極意―――ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選

 

 

【勝手に5段階評価】
★★★★☆
 
【一言とで言うと?】
世界最高の知により、アカデミック視点の成長の方法がクリアになる!
 
【Output】
特に自分が面白かった3稿を抜粋。
 
■自分をマネジメントする(ピーター・F・ドラッカー
・仕事の仕方を自覚する
 →私の場合、情報処理スタイルは「読んで理解する」、最も成果が出せるのは「複数人で課題に取り組んだとき」、
  環境は「予測された範囲で最大のパフォーマンスを発揮できる」であると考えている。
  可能な限り、同じようなシチュエーションにするようにしていく工夫を凝らして仕事に取り組みたい。
 
■「レジリエンス」を鍛え上げる(ダイアン・L・クーツ)
・ポイントは以下の3つ。
 ①現実をしっかりと受けとめる力
  →厳しい状況から逃げ出さずに、状況を適切に把握すること
 ②「人生には何らかの意味がある」という強い価値観によって支えられた確固たる信念
  →自分を犠牲者と思うのではなく、相対的に見ることで(他人に置き換えてみることで)自分や他人にとっての
   意味を見出すようにする
 ③超人的な即興力
  →手近にあるものだけで何とかすることをまず考える。ないものばかりに目を向けるときりがない。
 
■「膨大な仕事」に飲まれない最良のアプローチ(スマントラ・ゴーシャール、ハイケ・ブルック)
・有能なマネージャーがしている3つのこと
 ①人の期待を「コントロール」する
  →重要な目標を実現するためには、ペースダウンして状況を把握する
  →以前、仕事に追われすぎた時に上長時間をとって一緒にタスクの優先度を考えてくれたおかげで、
   やりきることができた経験がある。
  →自分のアイディアや目標を積極的に打ち出し、周りの期待値をコントロールする
 ②必要な「リソース」を自ら調達する
 ③「代替案」を活用する
 
【感想】
今まで読んできた自己啓発本は本書籍にまとめられている論文がもとになっていることがよくわかった。
そして、結局は①現状把握、②理想とのGAPを考える、③そのGAPを問題提起し、問題解決方法を考案する、④実行する、⑤チェックしてインプルーブするを繰り返することの精度を上げていくことでビジネスレベルを向上させていくことができると考えられた。