火花
【一言とで言うと?】
一読の価値あり!
人生はそう、まるで火花のようなものかもしれない。
【感想】
又吉さんが芥川賞を受賞されたという事で、ミーハーな気持ちで読んできました。
しかし想像以上に楽しむ事ができました。
以下、思った事をつらつら書いてみます。
何でもそうだけれども、夢に向かって頑張っている人で、まずは憧れの人は身近な人だと思っていて、その憧れの人に近づくために色々まねしてみたいり、話聞いたり、そんな風にして成長していく事が一般的なかたちでの成長なのかなと改めて気付かされました。
特に芸人の世界ではその風潮が強いのかな。
(アカデミックの世界みたいにロジックでぐいぐい詰めればよいではなく、芸人は感情面に訴えなければならないために答えやメソドロジーは確立できないからではないか。そんなものなんてないもかもしれないな。)
また、漫才に人生を掛けて挑んでる姿に自分が高校時代にソフトテニス部で本気で頑張っていた姿が急に重なってきました。短い人生の中で、本気でなにかに取り組むことの意義について、なんだか大切なものを思い出させてくれました。
火花のように一瞬でも輝きがあれば、生まれてきた意味はあるのかもしれないな...