すんちゃんの思考の部屋

理系大学院卒、コンサルタントの日々を徒然になるままに書き留めました。

【始動】DAY2 (9/17,18)@東京

◼つれづれなること
 
始動DAY2へ行ってきました!
 
なんだか前よりも色々な人と話したり、ディスカッションできたりと楽しかったなと。。。
場所は虎ノ門ヒルズ東京大学一条ホールという行き慣れた場所で、新鮮味がなかったことが残念。
 
今回でわかったことは自分は「考えること」が好きだけれど、成功の確信が持てないと「行動すること」ができないタイプなのかなということでした。
しかし、気づくことができたのも今回の自動プログラムに参加することができたからだと思うので、自分なりに参加する前よりも「ThinkerからDoer」へ近づくことができるようにリスクをテイクするようにしたい。
 
9/17の懇親会時に、MOMENTでも登壇したRob Theis氏が自分の生い立ちを語ってくれたことからもリスクをとることの大切さを学ぶことができた。(http://moment2016.com/speaker-jp)
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ピッツバーグ大学卒業後、アメリカの某航空会社に就職したが仕事に面白みがなく辞めてしまう。
シリコンバレーへ移動し、仕事を探していたらスタンフォード大学発のスタートアップに出会う。話を聞くとストックオプションをもらえるが、保険手当がないという。それを父親に伝えると「Crazy!!」と言われるが、反対を押し切ってジョインする。スタートアップが成功し、巨額の富を築くことになる。
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Robあの時の不安だった状況でリスクをテイクしたからこそ今の自分があると言っていた。
 
さて、これから私自身は変わっていけるのかな?
 
 
◼︎学び
◼︎VCとの関わりのステップ
 1.ビジネスプラン
 3.インベスターリレーション
 
◼︎ビジネスプラン
・市場の可能性
・競争優位の可能性
・経営陣の可能性
・財務の可能性
・投資利益の可能性
→特に市場の可能性では、①ペインが大きいこと、②自身のサービスがNice to Haveではなく、Must Haveであること、③タイミングが熟していくことが重要。
 
◼︎ Value Proposition Canvas
 →Customer SegmentとValue Propositionの関係を細かに分析する。
  BMCを描く前のアイディア整理として実行するもの。

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※ 9/16 MOMENT 2016@虎ノ門ヒルズ

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【始動】DAY1 (8/20,21)@神戸

始動Day1@神戸に行ってきました。
 
一番感じたことは「自分の事業計画はしょぼい」ということでした。
すでに事業を手がけていたり、社内で精力的に動いていたりして、自分のものは机上の空論でしかないことを思い知った。
まだまだ、ただのThinkerなのかもしれないな。。。
あとはコンサル二人が一番現実味がない事業計画と言われたことにはなんだか心の中で笑っちゃいました...
 
希望と言うよりもこんなにもみんな考えていて、自分はなんだか舐めていたな絶望という面の方が、僕には大きかったな。
頑張ろう。
 
今回の学びを下記にまとめました。
 
◼︎学び
・構想力、創造性が必要となってくる試行錯誤フェーズがスタートアップの仕事であり、実行力、効率性を追求していくフェーズはグローンアップの仕事である。
 
・ビジネスモデルキャンバス
 
・Slicon Valleyの起業家で常識となっている会話。
1.課題は何か。
2.ソリューションは何か。
3.どんなビジネスモデルで実現するか。 
 
写真は2日目の会場の神戸大学の美しい建築と六甲台からの眺め。
 

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イノベーション・オブ・ライフ

 

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

  • 作者: クレイトン・M・クリステンセン,ジェームズ・アルワース,カレン・ディロン,櫻井祐子
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2012/12/07
  • メディア: 単行本
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【勝手に5段階評価】
★★★★★
 
【一言とで言うと?】
経営学の理論を人生のシーン(キャリアプランや家庭など)に応用して、いかに尺度を用意して人生を評価すると良いかの洞察をあたえてくれる。エリートと言われる人にこそ読んでもらいたい。
 
【Output】
▼キャリア
・インセンティブ理論(マイケル・ジェンセン、ウィリアム・メックリング, 1976)
→なぜ経営者は株主の利益を第一とする行動をしないのかという問題に対して、報酬の与えられ方によって仕事のやり方が変わるため、経営者と株主の利害を一致させる必要性があることを論じている。
 
・モチベーション理論(フレデリック・ハーズバーグ)
→人は真の動機によって、アクションを起こす。インセンティブ(報酬)は衛生要因のあくまで一つである。
 
・意図的戦略
→事前に予測または理想の姿を明確にして、それに向かって問題解決を図ること。
 
創発的戦略
→事前に予測していない問題や機会に対して問題解決を図ること。
e.g. ホンダはUSに進出した時に、オートバイをメインとしていくはずだったが売り上げが芳しくなく、逆にスーパーカブが売れ出したことで戦略を変更した。
 
・「どの戦略が立証される必要があるか?」で物事を考えると、大きく戦略を外すことは少ない
 
・達成動機の高い人が陥りやすい危険は、今すぐ目に見える成果を生む活動に無意識のうちに資源を配分してしまうこと。kyアリアであることが多い。
 
▼人間関係
・「良い金」は「成長は気長に、しかし利益は性急に」
→持論:成長という名の宗教にとらわれがちであるが、そんな簡単には成長することは難しい。そこで、まずはOutputを出すことに専念することが肝心。まずは自分ができることをする。
 
・自分は何のために雇われているかを考える
→e.g 妻の立場に立つだけでなく、妻の気持ちになり、また妻の人生全体という観点から考える必要がある。さらに大事なことは、妻が片付けようとしている用事は、彼女が片付けたがっているとあなたが考える用事とは、かけ離れていることが多い。
→お互いに対して最も誠実な夫婦とは、お互いが片付けなくてはならない用事を理解した二人であり、その仕事を確実に、そしてうまく片付けている二人だとわかる。 
 
・能力は「資源」「プロセス」「優先事項」の3つのいづれかに当てはまる
→ブレークダウンすると、資源は何かを行う手段、プロセスは方法、優先事項は動機に当たる。
 
▼+α
・企業の掲げる目的が意味あるものににするためには、「自画像」「献身」「尺度」の3つの部分を持っていなければならない。
→持論:個人の人生においても明確な目的を持っている方が意義ある人生にあるに違いない。
 
【感想】
短期的には仕事を頑張っていれば、すべてがうまく行くような錯覚になるでそれ以外の優先度は下がりがちとなる。しかし、長期的には家族や友人関係は一見うまくいっていたり、何もする必要がないときにこそ力を入れるべきである。実際に、私も現在大切な人との関係性がうまくいっておらず、まさに関係性の重要さや前もってフォローする大切さを身を以て感じている。

楽ラップリリース記念セミナー

紆余曲折ありまして、ラップ口座のセミナーに行ってきました。
 
 
【参加者層】
 男女比=8:2
 年齢:新社会人22歳くらい〜70代くらい
 →大半は定年退職されてそうな方、今後そうなる方で男性が多かった。
    
【感想】
 楽天グループとしても、楽ラップへ力を入れているなという印象だった。ポートフォリオも香川さんがおしゃっていた理想的なもの(株式:債権:リート:金=3:3:3:1)に近く、バランスよく組んでいるように感じた。今後、どうなっていくか期待!
 
▼”楽ラップ”にこめた楽天証券の想い(楠 雄治 代表取締役
SMA、ファンドラップがアベノミクス以降、勧められてきたがうまくいっていない実情を見て、より品質の高いものを提供したいと考えた。また、これは楽天証券の戦略の始まりにすぎない。今後は確定拠出年金(401K)なども対応を行なっていく。
 
目的としては、資産形成したい顧客に向けてシンプルなソリューションとして提供すること、個別銘柄のトレーディングを考えるなくても運用を行えることが挙げられる。
なお、TVTを含んでいる。
※TVT(Target Volatility Triger)→相場株価が大きく下がった時に、一時的に株式比率を下げることで全体として大幅な下落を抑制すること。
 
▼グローバル分散投資の意義と実践(香川 睦 シニアグローバルストラテジスト)
  1. マイナス金利と資産運用環境
  • 長期金利は下がっており、現在は過去最低水準
  • 日本は長期的にも、短期的に利回りはマイナス
  • 金の積立の利回りは大きい。特に経済環境が不安定な時。
  • リスクはリターンの母(源泉)である。
  ※マネタリーベース:中央銀行が市中に供給する総資金量。
 
  1. グローバル投資の意義
  • 日本の成長よりもグローバルの成長のほうが大きい。ゆえにグローバルへの投資のほうがオススメ。
 
  1.  長期分散投資の実践
  • 分散投資したほうがリターンは安定することが研究から明らかになっている
  • カルテット運用(株式:債権:リート:金=3:3:3:1)
 
※過去は未来の鏡である(ニーチェ
 

【始動】KickOff参加(DAY0)

7/22 始動 KickOffに参加してきました。
 

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来るまでは、楽しくできればいいかな?と思っていたけど、想像以上にタフなプログラムになりそうなのは言うまでもない。
去年は週末の片方でかつ関東に閉じていたプログラムなのに対して、今年は週末両方で日本各地を転々とするから、去年の2倍は大変だとWiLの方がおっしゃっていた。バックアップのアクセンチュアがプログラム内容とか考えていそうな感じがするからそのあたりも関係ありそう(笑)
 
早稲田 入山先生のお話も非常に面白かった。
新しいアイディアは、既存のものと既存のものの組み合わせでしか生まれない (Schumpeter, 1934)からこそ、知の探索(Exploration)と知の深化(Expoitation)をバランス良く保っていくことが重要とのお話は非常にしっくりきた(=両利きの経営)。
 
とにかく、今まで出会えなかったような人たちと、切磋琢磨する中でいい意味でマフィアを築いていけたらいいな!
なんだかドキドキワクワクしている自分がいる!
シリコンバレー目指して頑張ろう!!
 

20代で始める大好きなことの見つけ方

 

20代で始める大好きなことの見つけ方 (だいわ文庫)

20代で始める大好きなことの見つけ方 (だいわ文庫)

 

 

【勝手に5段階評価】
★★★★☆
 
【一言とで言うと?】
よくある自己啓発本ではあるが、所々に刺さるものがあり、大好きなことを見つめ直すきっかけになった。
 ※誕生日プレゼントとして、大学院時代の親友からいただきました!ありがとう!!
 
【Output】
▼大好きなことを見つけるためには?
 ・学生時代に熱中したことを振り返る
  →ハートブレイクは真剣に生きれば生きるほど必ず出てくるもの。
 
 ・感情がかき立てられていることに気づく
  →よく頼まれることは、自分の得意なことや大好きなことである可能性が高い
   e.g. 幹事などまとめ役、人生相談
  →感情的にイライラすることは、捉え方によれば自分の大好きなことを知るきっかけになる
  
 ・大好きなことに対しての不安を解消する
  →多くの人は好きなことにはまらないようにブレーキをかけている。ドキドキしたらまず飛び込むようにする。
 
 ・才能の組み合わせで勝負する
  →才能のかけ算でそのひとの価値が見出せる
 
【感想】
ハートブレイクした経験が大好きなことを見つける上で重要だとはなかなか認識したことはなかったので、
難しいかもしれませんがプラスに捉えられるように意識していくようにしたいです。
そのためにはマイナスのことを考えた時には、それが失敗してもワクワクするかどうかを判断軸として
ディシジョンメイキングすることを念頭に置いておくことが重要だと思っています。
 

はじめてのプロジェクトマネジメント

 

はじめてのプロジェクトマネジメント 日経文庫

はじめてのプロジェクトマネジメント 日経文庫

 

 

【勝手に5段階評価】
★★★★★
 
【一言とで言うと?】
多様なシーンにおいて、何が重要でどうすればよいかのイメージを湧かせることができるので、
プロジェクトマネジメントをする人の入門書として最適な1冊。
 
【Output】
▼良いPJとは?
 ・「全員で考える」ということが、PJを成功に導く活力となり、危機突破の原動力となる
 →リーダーだけでなく、メンバをうまく巻き込みながらら案件をドライブしていくことを意識的に行うことが重要。
 
▼ゴールイメージの明確化@計画フェーズ
 ・確実にPJを成功させるには、まず、PJの開始から終了・製品の運用までの期間を想定して、
  実施しなければならない作業項目を可能な限り詳細に抽出し、その作業規模を想定する。
  ※ベースはリーダーが作成し、抜け漏れがないかなどはメンバと擦り合せる
 
 ・PJのモチベーションが著しく低下するのは、ずさんな計画になっていることが多い
 
 ・計画はメンバのモチベーションを高めるためのもの  
 
▼問題解決のベースを作り、PJ全体で問題解決に自発的に取り組める風土を作る@実行フェーズ
 ・問題解決型組織ー問題を発見したらすぐに報告できるような雰囲気を作り、
          問題を全員で解決するためのルールを決めておく
 
 ・「問題を隠すことは罪悪だ」という価値観をPJ全体で共有する
  e.g. バグは宝、デグレは悪
 
 ・問題解決におけるPJリーダの仕事は、メンバで適任者を選出し、問題を検討・解決すること
  →メンバに依頼するときは、PM自身がその問題に興味を持っていることを示す
 
 ・仕事も問題対策も忙しい人に集中し、PJ進捗が停滞する
  →タスクの割り振り、スケジュールの見直しを実施する
 
 ・メンバの成長(特に若手)を考えた時に、資格取得に熱心なのは自分に自信がない証拠なので、
  これから任せるタスクなどの位置付けを明確にすることで責任を持って取り組んでもらえる環境作りを促進する
 
▼Quolityを担保する重要なポジション@テストフェーズ
 ・個人レベルでバグを作りこまないように、「目先の自己最適ではなく、PJの全体最適を考える」
 
▼うまくいったことを形式知化し、PJ成功の再現性を高める@振り返りフェーズ
 ・実績データを吟味し、何が計画通りに行き、何がうまくいかなかったのか、その理由を明確にする
 
 ・PJでうまくいったと思われる施策を抽出し、第三者に伝承するつもりで整理して図表にまとめる
  →PJの多くは暗黙知であるが、形式知化することでメンバが第三者に継承できるようになる
 
【感想】
スケジュールを明確にする(WBS作成)ことでメンバのモチベーションを上げ、さらに褒めることで良いスパイラルに拍車をかけることこそが良いプロジェクトマネジメントだと思いました。また、タスクをリーダ自身が抱え込まないように調整することも重要だと思いました。